バイオリンでスラーが出てきたとき、最初は難しいですよね。
「2つのスラーだけど、3つのスラーになってしまった。」
「スラーなのに、弓を切ってしまいたくなる。(スラーではなく弾きたくなる。)」という悩みはありませんしょうか?
この記事ではスラーに関するコツを解説させていただきます。参考になれば幸いです。
スラーはスラー記号の中の音を、同じ方向に弓を動かします。
スラーで移弦する時に、肘が必要以上に動いてしまうと、弓が暴れてしまったり、
移弦した後の音に雑音が入りやすくなってしまいます。
スタッカートで練習して、
右手と左手(弓の)接点を合わせます。
①スタッカートで雑音なくキレイな音が出るまで、スラーで弾く。
↓
②スタッカートを、テヌートスタッカートで弾く。
※テヌートスタッカートとは、スタッカートを長めの音で弾くとテヌートスタッカートになります。
↓
③つなげて普通のスラーで弾く。
左手は、今弾いている音の、次の音を予測しながら弾きます。
もし、次の音も指板の上に指を置いておけるのなら、
次の音も左指を置いておきましょう。
なめらかな音で移弦するためには、右肘より右手のサジ加減で移弦するようにしましょう。
例えば、ダウン(下げ弓)→アップ(上げ弓)→ダウン(下げ弓)と弓を交互に動かすのではなくて、
2つのスラーなら
アップ、アップ、
ダウン、ダウン、
3つのスラーなら、
ダウン、ダウン、ダウン、
という具合です。
以下の動画もご覧ください。
・スラーを覚える時に、この体を使う方法は、とても便利です。
特に小さい子で、初めてスラーを覚えたての子にはよく使う方法です。
ダウンの時は、楽器を下げて、アップの時は、楽器をあげましょう。
スラーは右手だけ動かして覚えるより、体全体を使って覚える方が早いです。
①何個のスラーを弾くのか?スラー記号の中に何個音があるのか?2個か3個か?
②何処の音で、楽器を下げて、何処の音で楽器をあげるか?
→ダウンボウの時に楽器を下げて、アップボウの時に楽器をあげられるように、イメージします。
等を考えてから弾きましょう。
2つ、3つ、4つ、8つ、という具合に、音階でもスラーをつけて練習します。
スラーは、スラーにまず、慣れる事が大事です
音階の他にも、テクニック集のカイザー1番でも、スラーで弾くバリエーションが出てきます。
カイザー1番でも練習すると、よりスラーに慣れていきますね。
ジャンル:クラシック、アルゼンチンタンゴ
【30分コース】 【1時間コース】
月1回→¥3500 月1回→¥6500
月2回→¥6500 月2回→¥12500
月3回→¥9500 月3回→¥18000