ピアノを演奏している時に鍵盤の戻りが遅く感じたり、急に音が出なくなると焦りますよね。
こうなると買い替えが必要か、それとも修理でなんとか直るのか個人で判断するのは困難です。

この記事ではピアノの不具合・故障原因とその修理費用の相場、業者の探し方について解説していきます。

 

 

 

ピアノ故障のよくある事例

 

 

【事例① ピアノの鍵盤が戻らない】 原因紹介

 木材またはフェルト類の交換
 金属類のさび
 長い間誰も弾いていない
 鍵盤の隙間にものが挟まっている
 鍵盤の下にものが落ちている
 鍵盤の手前(木口)が板に挟まっている

 

 

【事例② ピアノの鍵盤が外れる】 原因紹介

 接着剤の劣化

 

 

 

 

ピアノのメンテナンスや故障個所別にみる修理費用の相場

 

 
相場に関してはあくまでも目安としてご覧ください。記載の金額に出張費は含まれていないため、+5,000~8,000円程を想定すると実際の支払額に近づくと思います。

調律

アップライトピアノ:15,000~18,000円
グランドピアノ  :18,000~28,000円

 

 

鍵盤が戻らない、音が出ない場合

1箇所1,700~2,000円
2個所目以降は修理箇所が1つ増えるにつき、大体500~1,000円ずつ費用が上がっていきます。

 

 

鍵盤、センターのスティック交換

500~1,000円11,000円~16,500円
 

 

弦の張り替え

張弦: 約7,000円~10,000円(1本あたり)

全弦交換の場合は、20万円程度の費用がかかる場合が多い

 

 

ハンマーやフェルトの修理

ハンマーシャンク折れ: 約30,000円(1本あたり)
ダンパーレバーフェルト交換: 約1,000円(1か所あたり)

 

 

 

 

故障個所と修理期間の目安

 

調律

1~2時間
上記は定期的な調律にかかる時間で、調律していない期間が長い場合は4時間前後かかる場合があります
 

 

鍵盤の取り換え

出張修理で済む場合は当日中に完了します
自宅での修理が困難な場合は 一旦ピアノを修理工房に預ける必要がある為、2週間~2か月ほどかかります
 

 

弦の張り替え

作業自体は30分~1時間ほど
部品を取り寄せる必要がある場合は1週間ほど期間が必要になります
 

 

ハンマーシャンクの交換

約30分
ハンマーシャンクはハンマーヘッドに接着されており打鍵のたびに強い力を受けます。
そのため打弦力や外部からの力により折れてしまったり、過度な湿度により接着剤の膠が緩み打弦時、雑音が発生することがあります。

 

 

ダンパーレバーフェルト交換

全て交換する場合、 修理工房に預けて2週間~1ヶ月ほどで完了します

 

 

修理を依頼するときの注意点

 

●メーカー保証が適用されるか確認
●依頼する前に見積りをもらう
●依頼する会社についてホームページ等で事前に調べる
●修理や作業費だけでなく、部品の価格、 出張費、運送費を確認

 

 

業者の探し方

 

Googleマップやネット検索などで近所の調律師を探すことをおすすめします。

また「ピアノ調律修理110番」というサービスなら24時間、電話受付しており日本全国の依頼に対応しています。