こちらではフルートを独学で学びたい方におすすめの練習方法や教材をご紹介しています。独学に役立つ練習のコツやおすすめアイテムなども紹介しているので、これからフルートを始めたい方も、現在フルートの吹き方に苦戦しながら練習している方も参考にしていただけます。これを読めば急がしい方でも効率的にフルートを学ぶことができます。

フルートは独学に向いている楽器?
フルートは独学に向いている楽器?
フルートは独学しやすく趣味で吹く人が増えています♪
フルートは吹奏楽やオーケストラだけではなく、ソロやアンサンブルでも十分に演奏が楽しめる魅力的な楽器です。
楽器独学でフルートを選ぶメリット2選
①コンパクトサイズで持ち運びやすい

フルートはその音色が魅力でもありますが、独学で楽器を始めようとした場合では、持ち運びしやすいサイズ感も重要になります。
フルートは頭部管/胴部管/足部管に3分割してケースに入れるため、ショルダーバッグにも入れられるコンパクトさです。
②教則本がたくさんある
フルートは吹奏楽でも人気の楽器で、初心者向けの安価なタイプもあることから、独学でも取り組みやすい管楽器です。そのため、教則本も多数出版されており、様々なレベルで選ぶことができます。
また、歴史の古い楽器ですから、フルートについての読み物が多いことも特徴的です。 初心者であれば、運指(指使い)はもちろん、簡単な練習曲も一緒に掲載されている教則本がおすすめです。

フルート教則本 第1巻
ジャパン・フルート・クラブ出版
③おすすめの練習場所/自宅での防音対策

フルートは音が高く響きやすいという特徴があります。独学であれば練習場所も少し考える必要があります。しかしフルートは電源が必要なく、コンパクトで持ち運びやすいため様々な場所で練習可能です。
持ち運びが楽なフルートは、練習場所への移動の際も荷物が負担にならず、独学向きの楽器といえます。
おすすめの練習場所
公共の音楽室・練習室
自治体によっては、時間単位で安く借りられる施設があります。
レンタルスペース
「instabase」というサイトは近所のレンタルスペースの空き状況確認、予約が可能です。
【instabaseホームはコチラ】
カラオケボックス
近年、楽器持ち込みOKの店舗が増えてきています。カラオケボックスは防音性が高く、レンタルルームと比較して料金を抑えられます。
楽器店の練習ボックスルーム
ここでは島村楽器のレンタルボックスを紹介します。
詳細はこちら↑
自宅での防音対策
楽器の上達においてとても大事なのは、可能な限り頻繁に楽器に触れることと言われています。しかし仕事やプライベートなどで忙しい中、毎日楽器に触るというのはなかなか難しいものです。また時間が作れても自宅だと近所への迷惑にならないか心配で思い切り練習することが出来ないものです。小さな音で練習しても楽しめないですし、実際にライブや発表会などで演奏する時の感覚を養えません。そこで自宅でも近所迷惑にならない対策を紹介いたします。

クラリネットを楽しむみなさま、お待たせいたしました!ビュッフェ・クランポンより「CrariMate(クラリメイト)」の日本上陸が決まりました!2024年7月下旬から順次出荷されます。
かなり注目度の高いアイテムです
フルートのおすすめ独学方法
楽器店や書店の楽譜売り場には、フルートの教則本が多数販売されています。また、YouTubeでもフルートを独学するために参考となる動画がアップされています。
①教則本で学ぶ
松井 瞳 (著)ドレミ楽譜出版社
楽器を持つ時の姿勢や呼吸、楽器の組み立てやメンテナンスなどにも触れている、フルートの独学に適したテキストです。練習曲の楽譜には「ド・レ・ミ」と記載があり、楽譜が読めない初心者にもピッタリです。こちらの書籍はフルート教室の講師が、生徒さんにおすすめしている教則本でもあります。
細川 順三
楽器の構造や音の出し方にはじまり、呼吸法、演奏技術にいたるまで、フルートの独学を継続させるためのコツがギッシリ書かれています。初心者から、ステージ演奏を目指す方まで活用できる一冊です。フルートの歴史などの読み物コーナーも充実しています。
②動画で学ぶ
正しい音を出す方法に特化した動画となっていますが、フルートを独学する際につまづきやすい箇所がまとめられておりとても参考になります。
フルート独学に役立つおすすめアイテム3種
フルートを独学する場合、唇の形や動きを確かめるための手鏡は必須アイテムです。こちらのように、持ち運びに便利な薄型コンパクトサイズがあると、重宝します。もちろん家で練習できる場合には、姿見などで構えをチェックすることも大切です。
椅子に座ってフルートを演奏する場合でも、立って演奏する場合でも譜面台は必要です。教則本をテーブルに置いてしまうと、下を向く姿勢になってしまい良い音が出しにくくなってしまいます。
譜面台は楽譜をおくだけでなく、慣れないうちは運指表を見るためにも必要です。軽く持ち運びやすいタイプがよいでしょう。
フルートを独学する場合、まわりに仲間がいなければ、自分が吹いている音やリズムを確認するのが難しい状況です。そこで、練習の前に必ずしておいたほうが良いことが「チューニング」です。
将来的に他の楽器と一緒に演奏することを考慮し、チューニングの習慣は付けておいたほうがよいでしょう。基準となる音は、吹奏楽では「B♭」(シ♭)、オーケストラでは「A」(ラ)になります。
また、メトロノームは実際の曲の速さを知るために必要です。拍子と速度(♪=80など)を電子音や光で知らせるなど、細かく設定できる機種がよいでしょう。こちらの上位機種には録音機能がついたものもあり、独学で自分自身のフルートの音色を確認したい場合には効果的です。
独学でのフルート練習を継続させるポイント
フルートを独学で練習する場合、やはり「継続させる」ことが重要です。仕事や家事、学業で忙しいなど、それぞれに事情があり、まとまった練習時間が取れない場合でも、ポイントをおさえた効率の良い独学方法を実践しましょう。
まずはアンブシュアを安定させることから始めることをおすすめします。
フルートの音色を決定づける「アンブシュア」は独学でフルートの練習を続けていくと、吹くことに慣れたあたりで音が不安定になりがちです。独学であるからこそ、アンブシュアの安定は不可欠となります。
いつもより音が伸びない、ズーズーと抜ける音がすると感じた場合は、初心にかえってアンブシュアをチェックし直すことが大切です。
正しい運指を覚える

フルートの独学で間違って覚えやすいのが「運指」です。フルートを持って間もない時期にしっかり覚えたはずが、オクターブが上にいくにつれ覚えにくくなるものです。
フルートはオクターブが上がっても同じ運指で音が出るものですが、最も高い音になると、若干運指が変わってきます。特に♯や♭の半音階は指を移動するケースが多いので、間違って覚えやすくなりがちです。
練習の最初には必ずロングトーンを行うのが基本ですが、その際に教則本をしっかり確認し、間違った指使いで覚えてしまわないよう気をつけましょう。
独学に行き詰まったらプロのレッスンもおすすめ
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フルートの練習では、独学での上達に壁を感じることもしばしばあると思います。
大人になって趣味で始める場合は、わからないところがあっても教えてもらえる人が少ないので、わからないところがわからないままになって飽きてしまいがちです。
せっかく趣味として始めたフルートを長く楽しむためには、経験のある講師に教えてもらうことが近道です。
ぜひ行き詰まったときには音楽教室に通ってみてはいかがでしょうか?
オンサロのオンラインレッスン講師
まとめ
プロのフルーティストであっても、誰でも初めは初心者です。練習を継続させ、練習量を少しずつ増やすことで、やがて量が質となり上達へとつながります。
1日10分でも毎日フルートを練習することで、独学であっても一年後には、好きな曲が演奏できるようになります。
忙しい時は「頭部管だけの練習でも構わない」等の無理のないルールを、自分で作れるのがフルートの独学を継続させるポイントとなります。
また、少し吹けるようになってきたら、自分の好きな曲をコピーすると楽しく練習することができるでしょう。
吹奏楽で人気の曲や盛り上がるアニソンを集めたので、練習したい曲が見つかるはずです。