この記事は【ヴァイオリンの始め方、必要なもの 【楽器・機材の準備編】】の続きになります。機材の準備が完了したら早速練習に取り掛かりましょう♪ここではヴァイオリン上達に必須となる以下4つの練習方法を解説しています。
 

 

 

 

 

①音階(スケール)練習

 

 

音階練習はバイオリンの上達において絶対に避けて通ることはできません。日本最高峰の音楽を学べる大学、東京藝術大学でも試験では必ず音階を弾きますし、プロで活躍しているヴァイオリニストでも音階をやっていなければ今弾ける曲の大半は弾けていないと痛感するものです。
音階をしっかりとトレーニングしていれば初めての曲でもすぐ理解し、弾くことができるようになります。
 

 

 

①立ち方

 

座って練習してはいけません。座ることで上半身がねじれたりバランスが崩れるからです。プロのオーケストラ奏者でも、長年座って弾くと楽器を弾く上での様々なバランスが崩れてしまう為、自宅で立って鏡をみながら調整している人がほとんどです。

まず肩幅程度に足を開きます。そして両足がしっかりと床を捉えている(足の裏がしっかりとついている)のを確認します。

重心は前すぎても後ろすぎてもいけません。その場でジャンプして着地した時にくる重心が一番あなたの自然な重心位置ですので、バイオリンを構えた時も必ずその重心をキープしてください。
 

 

<立ち方の見本>


 

 

 

②構え方

 

構え方は、力を抜いてただ自分の肩に載せるだけという意識を強く持ってください。決して左手で握ったり、顎で力を入れて挟んだりしてはいけません。体型は人それぞれです。試行錯誤して自分が一番自由に自然に構えることのできる持ち方を身に付ける必要があります。

右手に関してもコントロールが効かなくなりますから、絶対握りすぎてはいけません。

構え方に関しては、たいていの人が「自分はできているな」と思いがちですが、ほとんどの人が、力みすぎています。今一度鏡をみながら本当に力が入っていないか確認してみましょう。

 

 

<構え方の見本>


 

 

 

一音ずつゆっくりと弾く練習

 

バイオリンの音階練習の基本は、一音ずつゆっくりと弾くことです。これにより、各音のピッチを正確に把握し、指の動きを確実にすることができます。最初は、開放弦を含む簡単なスケールから始め、徐々に難易度を上げていきましょう。

 

 

<一音ずつゆっくりと弾く参考動画>



 
※動画で活用される参考書はこちら

 

 

 

 

 

④ビブラートなしでの練習

 

ビブラートは、音に揺らぎを加える演奏技法ですが、初心者はまずビブラートなしで音程が安定するまで練習することが重要です。音程の正確性を高めることが、美しい演奏への第一歩となります。

 

 

 

②諦めずに続ける工夫


 

まずは自分にできることをコツコツと継続することが大切です。目に見えた成長を感じられなくても大丈夫です!成長度合いを周りと比べて落ち込み、ヴァイオリンを辞めてしまうなんて勿体ないです。毎日たった1秒でもヴァイオリンと触れ合う時間を確保することから始めると継続力が高まります。今通っている教室が合わなかったり、独学では限界を感じるという悩みは多くあります。学びの場としてZoomなどを活用した1回きりのレッスンも存在します(オンライン音楽レッスンONSALO

 

 

 

③作曲家の意図を考え、楽譜を読む。イメージトレーニング

 

音楽は結局技術ではなく表現することです。表現とは、作曲家の意図を自分なりに解釈して、自分の言葉で伝えることです。作曲家の意図を考えて、自分だったらどのように表現するかをイメージトレーニングすることが大切です。

これまで上記に書いた技術も結局は自分の表現を実現するため、邪魔しないための技術です。表現ありきの技術であることを忘れてはいけません。

 

楽譜を読む際のチェックポイント

「なぜここはこの和音で書かれたのか?」

「なぜ作者はAndanteという表記にしたのか?」

「なぜこの調性を作者は選んだのか?」

「なぜこのリズムなのか?」

「なぜ上昇メロディではなく下がっていく音型にしたのか?」

 

上記の「なぜ?」を自分なりに考えて答えを出してそれをバイオリンを用いて表現する。それが音楽です♪

 

 

 

④自宅で学べるオンラインヴァイオリンレッスン講師

 

【田島奈央子】


簡単な自己紹介
数々の国際コンクールで優勝を重ねる。
ローマ教皇ベネディクト16世訪米時、演奏を披露。サントリー他スポンサーより全額奨学金授与でジュリアード音楽院に入学。
ジュリアード音楽院学士を首席で卒業。
ジュリアード大学院及びイェール大学院に全額奨学金授与で合格。
WOMAN雑誌出版記念セレモニーにてゲスト出演。
米国大使館、オーストリア大使館にてゲストアーティストとして演奏。
ジュリアード音楽院音楽修士を首席で卒業。
 
1位: ニューヨーク国際音楽コンクール
1位: ウェストフィールド国際音楽コンクール
1位: リズマ国際音楽コンクール
1位: ジュリアードソリストコンクール
(リンカーン・センターやカーネギーホールで演奏)
1位: サウンド国際音楽コンクール
1位、グランプリ及びベリー賞:下田国際音楽コンクール
1位: ヤングアーティストアーツ音楽部門
 
海外演奏ツアーにて、指揮者リッカルド・ムーティ氏から絶賛を受ける。
現在、東京音楽大学特別アドバイザー。
 

 
オンラインレッスンについて
初心者の方や、お気に入りの曲が弾けるようになりたい方から、音高、音大受験、国内外コンクールの準備、将来プロを目指されている方まで
幅広いご要望にお応えし、
丁寧な指導を心がけております。

音楽の素晴らしさを感じながら、楽しく、
早く上達できるように指導を
全力で努めさせていただきます!

ご希望の場合、英語でのレッスンも可能です。
どうぞお気軽にお問合せくださいませ。
 
【30分コース】
月1回→¥3500
月2回→¥6500
月3回→¥9500
【1時間コース】
月1回→¥6500
月2回→¥12500
月3回→¥18000

 

 

 

 

【住廣奈津美】


簡単な自己紹介
桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学ヴァイオリン専攻卒業。
その後渡仏し、パリ地方音楽院コンサーティスト課程(最高課程)を、審査員満場一致の最優秀の成績で修了、ディプロマ取得。
セシリア国際音楽コンクール弦楽器部門大学生以上専門の部第三位、
全日本ジュニアクラシック音楽コンクール大学の部最高位、ほか多数のコンクールで入賞。
パリ国際音楽アカデミー、パブロ・カザルス国際音楽アカデミー、ニース夏期国際音楽アカデミーなど国内外多数のアカデミーに参加し、コンサートに出演。これまでにヴァイオリンを篠崎史紀、岩崎裕子、ステファニー・モラリー、ジャンヌマリー・コンケ各氏に師事。室内楽を磯村和英、山崎伸子、山口裕之、藤井一興、フランソワ・キャルドンキュフ各氏に師事。現在は演奏活動や後進の指導に力を入れている。及川音楽事務所最優秀新人賞受賞。
 

 

オンラインレッスンについて
Zoomでのレッスンになります。生徒さんそれぞれのペースやご要望に沿ってレッスンを進めていきたいと考えております。レッスンに通う時間がなかなかとれない方や、弾いてみたい曲がある方、お子様から大人の方までレッスンいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください♪
 
レッスン30分 3300円、 45分 4800円、 60分 6300円になります。

 

 

 

 

【小松照和】


簡単な自己紹介
はじめまして!
小松照和です!
イタリアのペルージャでヴァイオリン演奏家、音楽教室講師として活動しております!
ペルージャ音楽院にてヴァイオリンを大学・大学院両課程で修了し、現在は室内楽、室内オーケストラ等での演奏活動の他、作曲、指揮の勉強もしております。
3歳でヴァイオリンを始める。
国立音楽大学付属小学校、中学校、高等学校を経て、同大学を卒業後、イタリアに渡る。
イタリアのペルージャ音楽院で大学、大学院課程(ヴァイオリン科)を、最高点と称賛を得て修了。
在学中よりアッシジやスポレート等での数々の国際音楽祭に出演し、現在もフリーの演奏家として、室内楽、ペルージャ室内管弦楽団などのプロオーケストラでの演奏活動を行っている。
同時に引き続き研鑽を積んでおり、ペルージャ音楽院で室内楽の大学院課程、フィレンツェ音楽院で作曲、イーモラのアカデミアで指揮を学んでいる。
第一回ベットーナ国際音楽コンクール、室内楽の部第2位。
イタリアのいくつかの音楽教室にてヴァイオリン講師を勤めており、初心者から熟練者まで、様々な年代の方へのヴァイオリン指導を経験している他、ヴァイオリン教育本著者とも親交をもって、教育法の研究を行っている。
 

 
オンラインレッスンについて
ヴァイオリンにおける個々のお悩み解決に合わせて、本場ならではの音楽のアプローチで、深みのある演奏を目指しましょう!
レッスンはSkypeにて30分3,300円より受け付けております!
小さなお子様から大人まで、初めてヴァイオリンに触れる方から本格的な勉強をしている方まで、イタリアでは幅広く対応しているのですが、こちらでは時差の関係もありますので、本格的なクラシック音楽の勉強を目指している方、されている方のみに限らせていただきたく思います(小学校高学年以降)!
音楽学校に通われているお子様、学生の方のフォローなども受け付けております!
個々に応じたヴァイオリンの勉強のお力になれればと思います!ぜひお気軽にご連絡ください!
レッスンでお会いできるのを楽しみにしております!
 
レッスン 30分 3,300円
レッスン 45分 4,800円
レッスン 60分 6,300円

 

 

 

 

【井川璃理】


簡単な自己紹介
国立音楽大学を卒業し、同大学大学院修士課程を修了。在学中に協定留学生としてウィーン国立音楽大学に1年間留学。
ブーレーズ《レポン》改訂版日本初演の際にコンサートマスターを、マヌリ《ヴァイオリン、アンサンブル、ライブエレクトロニクスのためのB-パルティータ》の日本初演の際にはソリストを務めた。
これまでにヴァイオリンを永峰高志、Lothar Strauß、小林倫子、橋本千稲の各氏に、室内楽を漆原啓子、青木高志、三木香代、Christoph J. Eggnerの各氏に師事。

 

 

オンラインレッスンについて
はじめまして!ヴァイオリン講師の井川璃理です。
普段は都内の音楽教室で、小学生のお子さんにレッスンをしています。
小さいお子さんから大人の方まで、楽器に初めて触る方も経験者の方も大歓迎です♪
楽器の持ち方など、画面越しでも分かりやすくお伝えできるように努めます!
この曲が演奏したい!などのご要望にもお応えします!
 
レッスンは基本30分です。
レッスン代とは別に教材費がかかります。
楽器はご自身でご用意していただくことになります。お持ちでない場合は、楽器の選び方などご相談ください♪

 

 

 

 

【鈴木ありあ】


簡単な自己紹介
12歳より部活動でヴァイオリンを始める。
神戸女学院大学音楽学部音楽学科(ヴァイオリン)卒業。第35回岡山県新人演奏会出演。現在、神戸女学院大学大学院音楽研究科2年次在学中。
 
弓が震える、構え方が分からない、などのお悩みを先生に伝えた際、私はそうなった事ないから分からないなぁ…なんて先生に言われた経験はありませんか?
私は身体が大きくなってからヴァイオリンを始めたため、理論的に弾き方を学ぶ必要がありました。大人になってから始められた生徒さまの奏法のお悩みは、胸が痛くなるほど共感できるものばかりです。精神論や感情論ではなく、弾きたいように弾くためにはどうすれば良いのか、理論的に生徒さまと解決させていくようなレッスンを心がけています!

 
 

 

まとめ


 

技術面の向上にはまず練習しなければ始まりません。そしてこの練習を継続できる人はごくわずか。ヴァイオリンを趣味として始める方の多くは個人練習の時間が多くなるかと思いますが、自分一人の意思だけで努力を継続させることはかなり難しいです。SNSや地元のコミュニティでの情報交換や教室に通うことで半強制的に練習時間を作ることも継続に繋がります。

 

 

 

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