この記事は【ヴァイオリンの始め方、必要なもの 【楽器・機材の準備編】】の続きになります。機材の準備が完了したら早速練習に取り掛かりましょう♪ここではヴァイオリン上達に必須となる以下4つの練習方法を解説しています。

音階練習はバイオリンの上達において絶対に避けて通ることはできません。日本最高峰の音楽を学べる大学、東京藝術大学でも試験では必ず音階を弾きますし、プロで活躍しているヴァイオリニストでも音階をやっていなければ今弾ける曲の大半は弾けていないと痛感するものです。
音階をしっかりとトレーニングしていれば初めての曲でもすぐ理解し、弾くことができるようになります。
座って練習してはいけません。座ることで上半身がねじれたりバランスが崩れるからです。プロのオーケストラ奏者でも、長年座って弾くと楽器を弾く上での様々なバランスが崩れてしまう為、自宅で立って鏡をみながら調整している人がほとんどです。
まず肩幅程度に足を開きます。そして両足がしっかりと床を捉えている(足の裏がしっかりとついている)のを確認します。
重心は前すぎても後ろすぎてもいけません。その場でジャンプして着地した時にくる重心が一番あなたの自然な重心位置ですので、バイオリンを構えた時も必ずその重心をキープしてください。
<立ち方の見本>
構え方は、力を抜いてただ自分の肩に載せるだけという意識を強く持ってください。決して左手で握ったり、顎で力を入れて挟んだりしてはいけません。体型は人それぞれです。試行錯誤して自分が一番自由に自然に構えることのできる持ち方を身に付ける必要があります。
右手に関してもコントロールが効かなくなりますから、絶対握りすぎてはいけません。
構え方に関しては、たいていの人が「自分はできているな」と思いがちですが、ほとんどの人が、力みすぎています。今一度鏡をみながら本当に力が入っていないか確認してみましょう。
<構え方の見本>
バイオリンの音階練習の基本は、一音ずつゆっくりと弾くことです。これにより、各音のピッチを正確に把握し、指の動きを確実にすることができます。最初は、開放弦を含む簡単なスケールから始め、徐々に難易度を上げていきましょう。
<一音ずつゆっくりと弾く参考動画>
ビブラートは、音に揺らぎを加える演奏技法ですが、初心者はまずビブラートなしで音程が安定するまで練習することが重要です。音程の正確性を高めることが、美しい演奏への第一歩となります。

まずは自分にできることをコツコツと継続することが大切です。目に見えた成長を感じられなくても大丈夫です!成長度合いを周りと比べて落ち込み、ヴァイオリンを辞めてしまうなんて勿体ないです。毎日たった1秒でもヴァイオリンと触れ合う時間を確保することから始めると継続力が高まります。今通っている教室が合わなかったり、独学では限界を感じるという悩みは多くあります。学びの場としてZoomなどを活用した1回きりのレッスンも存在します(オンライン音楽レッスンONSALO)
音楽は結局技術ではなく表現することです。表現とは、作曲家の意図を自分なりに解釈して、自分の言葉で伝えることです。作曲家の意図を考えて、自分だったらどのように表現するかをイメージトレーニングすることが大切です。
これまで上記に書いた技術も結局は自分の表現を実現するため、邪魔しないための技術です。表現ありきの技術であることを忘れてはいけません。
楽譜を読む際のチェックポイント
「なぜ作者はAndanteという表記にしたのか?」
「なぜこの調性を作者は選んだのか?」
「なぜこのリズムなのか?」
「なぜ上昇メロディではなく下がっていく音型にしたのか?」
上記の「なぜ?」を自分なりに考えて答えを出してそれをバイオリンを用いて表現する。それが音楽です♪

【30分コース】 【1時間コース】
月1回→¥3500 月1回→¥6500
月2回→¥6500 月2回→¥12500
月3回→¥9500 月3回→¥18000

技術面の向上にはまず練習しなければ始まりません。そしてこの練習を継続できる人はごくわずか。ヴァイオリンを趣味として始める方の多くは個人練習の時間が多くなるかと思いますが、自分一人の意思だけで努力を継続させることはかなり難しいです。SNSや地元のコミュニティでの情報交換や教室に通うことで半強制的に練習時間を作ることも継続に繋がります。
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