早く上達する近道のためには、バイオリン教室のレッスンに行くことをおすすめしますが、 近くに教室がなかったり、レッスン費用がかかることを考えて、独学でバイオリンを始めたいという方も多いと思います。
独学は、お仕事や家事などで、ゆったりとした練習時間をとることができない場合でも、時間に左右されず練習をすることができるので、大人の方に人気の練習方法です。
独学でバイオリンを学んでいきたい方に向けて、ここではバイオリンを独学する際に役立つ基礎知識をご紹介します。
目次
独学で上達するためには?
①基礎をしっかり練習する
②目標を立てて練習する
③大切なのは続けること
実際どうやって学ぶ?
①バイオリン教本で学ぶ
②Youtube動画で学ぶ
③バイオリン教室に通う
初心者でも簡単に弾ける練習曲
①D線だけで弾くことのできる『メリーさんの羊』
②弦を押さえる場所も確認できる『カントリーロード』
大人になってからバイオリンを独学で始めて、趣味として楽しんでいる方もいらっしゃいますし、 大人になったからこそ始められる!とバイオリンは人気の楽器です。
実際に、バイオリンは難しい楽器のひとつだと思いますが、基礎練習をしっかりと効率よくに行えば、楽器をさわったことのない大人の方でも、バイオリンを弾くことはできます。 しかし、そのためには正しい方法で練習をすることが必要です。
初心者の方はぜひこちらの記事も合わせてご覧ください。正しいバイオリンの構え方や弓の持ち方などの基礎知識についてご紹介しています。
一人で練習するとなると、腕に自信が持てなかったり、練習に向き合う時間をなかなか捻出できなかったりと、一人で続けていくには難しい面もあると思います。 独学でバイオリンを上達させるための3つのポイントをご紹介します。
レッスンに行くと、先生が順を追って教えてくれますが、自分で練習するとなるとついつい基礎を飛ばして応用から練習したりしてしまいがちです。
ですが、基礎練習をおろそかにすると、上達しないばかりでなく、変な癖をつけてしまいきれいな音を出すことができません。 地道ではありますが、コツコツと基礎練習を行うことが肝心です。
「いつまでに、○○を弾けるようになる」と明確な目標を定めることが重要です。
「趣味でやりたいだけだから、目標なんて…」と思う方もいるかと思いますが、目標を決めて行動することで、上達する速度は確実に変わってきます。
「ドレミファソラシドを滑らかに弾けるようになる」というような小さな目標でもいいので、自分の目指すゴールを決めて練習するようにしましょう。
難しい楽器だからこそ、思うようにできなくてやめたくなるポイントも出てくると思います。
しかし、演奏する楽しさを感じる前にやめてしまうのは、とてももったいないです。そこさえ乗り越えれば自分の好きな曲を弾くこともできます。
マイペースでもいいので、バイオリンを弾くことを続けてください。いつか思うように弾けるようになるはずです。
独学をするとしても、何をお手本にして練習するか悩みますよね。 そこでおすすめのバイオリンの教本と動画でわかりやすく解説してくれるYoutuberの方をご紹介します。
バイオリンの教本で学ぶことはベーシックな手法です。 「何もわからないのに本で学べるのかな?」と不安に思った方もいらっしゃると思います。
独学でも安心して学べる1冊を選ぶのも一苦労ですよね。そこで今回はわかりやすい教本を一つご紹介します。

【ポイント】
楽器の持ち方から演奏方法、楽器の基礎知識までを紹介
10曲分の楽譜が載っている
Youtube動画をみながら練習をする方法も人気が高いです。
わかりやすく解説してくれている動画はたくさんあるのですが、その中でもTheMioQさんの動画は、初心者の方に向けての解説も丁寧でおすすめです。
その中でも「バイオリン独学シリーズ」というのがあるので、ぜひチェックしてみてください。
TheMioQさんもおっしゃってますが、動画に番号が振られているので、1から順に見ていくと、基礎知識から学ぶことができるので、ぜひ順番を追って確認してください。
その他の「バイオリン独学シリーズ」の動画はこちらからご確認いただけます。
独学とは言わないかもしれませんが、独学でバイオリンを習得している方もたまには第三者に音色を聴いてもらうことは重要です。
実際に独学の方も月1程度でレッスンに通っているという方はいらっしゃるようです。やはり自分に合ったアドバイスがもらえるので、上達の近道になります。
教室に通うことが難しい方にはオンラインれ受講できるレッスンがおススメです

バイオリンの楽譜はピアノの右手で演奏する楽譜と同じです。 音楽の授業などでも見たことのある楽譜なので、少しは身近に感じていただけるのではないでしょうか。
通常はドレミと読みますが、バイオリンの場合はアルファベットでの呼び方も覚えておいたほうがいいのでこちらもご紹介しておきます。ド=C、レ=Dと表します。 バイオリンの弦の名称でも出てくるので、ぜひ覚えてくださいね。
バイオリンはギターと同じ弦楽器ですが、ギターのようなフレットはありません。
正しい位置を押さえれば、かならず正しい音が出ます。ただし、常に正しい位置を押さえるためには、練習が必要になるので、はじめにおさえておきたいポイントです。
弦の名称ですが、左からG線、D線、A線、E線といいます。
弦を押さえる左手の指にはそれぞれ指番号が決まっており、人差指が1、中指が2、薬指が3、小指が4です。 ちなみに指を置かないときは0と表現します。
指を押さえずにそのまま弾いた音を解放弦といいます。
まずは1オクターブをドレミファソラシドでどのように音を出すのかを画像でご説明します。
G線の薬指で低い「ド」、次に指を押さえずにD線を弾くと「レ」、D線の人差し指で弦を押さえて「ミ」と続けていくと1オクターブを弾くことができます。
いきなり弓を使って音を出すのは難しいと思うので、まずは指で弦をはじくようにして音を確かめるように練習しましょう。 指で弦を押さえる間隔をつかめてきたら、実際に弓を使って音を出してみてください。
またフレットがない分、指をおさえる位置を把握することは難しいので、慣れるまでは弦の下にマスキングテープを貼って、指で弦を押さえる箇所に印をつけておくと便利です。
練習曲におすすめの曲を2つご紹介します。
D線だけで弾くことのできる『メリーさんの羊』
一つの弦のみで弾くことができるので、指の移動も少なく、トライしていただきやすい曲になっています。
弦を押さえる場所も確認できる『カントリーロード』
音は電子音なのですが、指で弦を押さえる場所と楽譜が同時に見ることができるので、とてもわかりやすいです。
一度目は通常のスピードで、二度目はゆったりとしたテンポなので、自分にあったテンポで練習することができます。

独学でバイオリンを始める方のなかには、まず楽器を揃えたい、はやく楽器に触りたいという方も多いのではないでしょうか。
バイオリンといえば高価な楽器というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、その価格はとても幅広く、1万以下のものから100万を超えるものまで様々です。
1万以下の楽器だと、音程を合わせるのが難しかったり、スムーズな演奏が難しかったりするものもあるので、基本的には4~5万以上のものを選ぶとよいでしょう。
独学で始めるのであれば、弓や肩当て、松ヤニなど必要なものがすべてそろった初心者用のセットを購入するのがおすすめ。演奏に必要なものがすべて揃った状態で届くので、すぐに練習をはじめられます。

Nicolo Santi NSN60S 4/4 バイオリン 初心者セット

・短期間のレンタルは高額寄り
・気に入った楽器は途中で購入できる(それまでに支払ったレンタル代を充当できる)
・肩当てと松脂は別途必要

【30分コース】 【1時間コース】
月1回→¥3500 月1回→¥6500
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