フルートは、難しい楽器だと言われており、練習方法の種類が多くあります。確かに難しい部分もありますが、きちんと練習すれば大人から始めても吹けるようになります!しかし、なぜフルートは難しいと言われるのでしょうか。

そこで、この記事では以下の内容について解説します。
 

●フルートが難しいと言われる理由
●技術的に難しいところ
●練習を辞めずに継続するコツ
●大人から、独学でを始められるか
●フルートで特に難しいと言われている曲
●大人になってからでも弾けるようになる曲

 

この記事を読めば、「想像していたより難しくなさそう」「自分でもチャレンジできそう」と思ってもらえるはずです。「自分には無理」と最初から諦めず、興味があるならヴァイオリンを始めてみましょう!
 

目次

フルートはなぜ難しいと言われるのか
技術的に難しいこと
 なかなか音を出せない
 正しい構え方(フォーム)の維持が難しい
 さまざまな奏法の習得が難しい
 運指がややこしい
 きれいな音を出し続けるのが難しい
フルートは続けるのが難しい
 場所の問題
 練習時間の問題
 お金の問題
大人になってからフルートは難しい?
 アマオケで弾くくらいまでなら上達可能
 プロ(演奏家)を目指すのは難しい
独学でフルートは難しい?
フルートで弾くのが難しい曲
 ラヴェルの《道化師の朝の歌》
 レスピーギの交響詩《ローマの松》
 ビゼーの《アルルの女》の「メヌエット」
大人からでも弾けるようになる曲
 バッハ《シチリアーノ》
 ドヴォルザーク《ユモレスク》
 リムスキー・コルサコフ《インドの歌》
フルートの演奏に必要なのは才能ではない
フルートは練習すれば必ず弾けるようになる!
自宅で学べるオンラインフルートレッスン講師

 

 

フルートはなぜ難しいと言われるのか

フルートはピアノと違い、普通に音を出すことがそもそも難しい楽器です。口の形や息の吹き方を練習していくうちに演奏できるようになるのですが、その段階で挫折してしまう人もいらっしゃいます。
やっと音を出せたとしても、最初から理想の音を出すことも難しいため日々の練習継続が大切になります。

 

 

 

技術的に難しいこと

フルートには、以下のような5つの技術的な難しさがあります。

 
具体的にどのようなことが難しいのか、初心者にはできないことなのか、という点について解説します。
 

 
なかなか音を出せない
フルートを始めたばかりの初心者がよく感じる悩みの1つに、「なかなか音が出せない」というものがあります。フルートを吹く際は、正しい姿勢や吹き方が重要ですが、最初は慣れないために音がうまく出せないこともあります。フルートの音を出すには唇の位置が重要です。正しい位置に下唇を当てることで、音が安定して出やすくなります。

さらに、吹く際には唇に力を入れすぎないように意識してみてください。適度な力加減で楽器を吹くことで、より良い音色が出せます。ポイントを意識して練習することで、初心者でも少しずつ上達できます。コツをつかめば音が出せるようになるので、地道に練習を続けていきましょう。
 

 
正しい構え方(フォーム)の維持が難しい
フルートの構え方は初心者にとって難しい部分の一つです。フルートは他の楽器とは異なり、横に構えるため、楽器の安定性を保つのが難しいです。フルートを構える際には、唇、左手人差し指の付け根の下あたり、右手の親指の先、の3か所で前後から押し合って支える必要があります。

不安定な持ち方なことに加えて、腕を上げ続ける必要があるため、慣れるまではすぐに疲れてしまうかもしれません。練習を重ねるうちに正しい構え方が身につき、楽器をより自在に操れるようになります。
 

 
さまざまな奏法の習得が難しい
フルートには、以下のようにさまざまな奏法があります。

奏法
説明
ビブラート
息の強弱を変えて、音に揺らぎを加える。
アンブシュア
唇を軽く引き締め、エッジに向けて息を吹き込む
フィンガリング
指使いで音の高さを変える
トリル
二つの音を速く交互に吹く。

さまざまな奏法を習得するには、それぞれしっかり練習する必要があります。一見簡単そうに見えても、やってみると難しいこともあります。コツを掴むまでに時間がかかるかもしれません。一方で、上記のような奏法を習得しなくても弾ける曲はたくさんあります。特に初心者向けの曲ならば、難しい技術を求められることはほとんどないでしょう。
 

 
運指がややこしい
フルートを始める初心者にとって、最初に直面する難関の一つが運指です。フルートは指でキーを押すことで音を出すため、正確な運指が求められます。特に初めての楽器としてフルートを選んだ場合、運指の複雑さに戸惑うことも少なくありません。運指表を見ると、同じ音でも異なる指の組み合わせがあったり、オクターブが変わると指の動きが異なったりなど、ややこしい部分があります。全てを一度に覚えるのは難しいため、基本からじっくりと取り組むことが大切です。
 

 
きれいな音を出し続けるのが難しい
それぞれの音の高さに対して適切な息のスピードがあります。息のスピードは音の高さに比例し、高い音になればなるほど速くなり、低い音になればなるほど遅くなります。息のコントロールは経験年数と共に上達するもので、短期間で納得のいく成果を出すのは困難です。
 

 

 

フルートは続けるのが難しい

フルートを続けるためには、場所、練習時間、お金の問題を解消する必要があります。
 

 
3つのうちいずれか1つでも問題があれば、やめてしまう可能性が高くなるでしょう。

ここでは、それぞれの問題点と、続けるための工夫について解説します。
 

 
場所の問題
フルートを弾くにあたって悩むのが、練習場所の確保です。

一戸建て住宅なら家で弾いても問題ないかもしれませんが、賃貸住宅に住んでいると近所迷惑が気になってしまうでしょう。

自宅以外でヴァイオリンを練習できる場所には、カラオケ、公共施設、音楽スタジオ、車などがあります。

利用しやすいのは、予約なしで利用できるカラオケです。

公共施設は予約が必須ですが、利用料金が安いメリットがあります。

練習場所に関する解説は以下の記事を参考にご覧ください
フルートを自宅(アパート・マンション)で弾く際の騒音 実際のトラブル事例 騒音対策とおすすめの練習方法を解説
 

 
練習時間の問題
フルートを弾けるようになるには、時間を取って練習する必要があります。

しかし、社会人の場合は、仕事があるため練習時間が限られてしまうでしょう。

時間が取れずに練習を諦め、フルートを弾かなくなってしまう人もいます。

フルートを続けるために重要なことは、ハードルを上げすぎないことです。

もちろん、早く上達するにはなるべく毎日楽器に触れるのが理想ですが、難しければ休日に少しだけ練習時間を取るだけでも十分だと思います。

「今日は弾くときの姿勢を意識する」「このフレーズだけつまずくことなく弾けるようにする」など、明確な目標があれば、効率よく練習できるでしょう。

時間を上手にやりくりして、上達を目指しましょう。

なお練習時間についての詳しい解説は、以下の記事に記載しているのでぜひご覧ください。
 

 
お金の問題
フルートを続けるには、ある程度お金がかかります。

特に楽器の購入費用は安くはないので、始める前に諦めてしまう人も多いでしょう。

また、定期的にメンテナンス代(磨き、バランス調整等)がかかり、教室に通うならレッスン代もかかります。

ある程度お金がかかるのは仕方がないことですが、費用を抑えることは可能です。

楽器購入の際は、肩当てなどの備品が付属した初心者セットが安く販売されていますし、教室に通う代わりにDVD教材で学ぶこともできます。

メンテナンス代も、弓や弦の消耗が激しくないならばそこまで高額にはなりません。

以下の記事では、音楽教室と独学どちらがお得にフルートを学べるか解説しています。

良いトコ取りができる教材も紹介しているので、費用を抑えてヴァイオリンを始めたい方はぜひご覧ください!
 

 

 

大人になってからフルートは難しい?

 
結論、大人になってからフルートを学んでも遅くありません♪もちろん簡単に演奏できるという訳ではありませんが、日々の練習を積み重ねることで確実に上達できます
では、実際にどこまで上達できるのでしょうか。
 

 
大人になってから学び始める場合、論理的に考えられて練習効率がよいため、十分上達できます。

ここでは、大人から始めても目指せるレベルについて解説します。

 

 
アマオケで弾くくらいまでなら上達可能
フルートを続けるには、ある程度お金がかかります。
大人からヴァイオリンを始めても、アマオケ(アマチュアオーケストラ)で弾くくらいまでなら上達可能です。コンクール事業では、日本音楽協会の全日本管楽コンクールが開催されており、趣味で演奏している人でも専門的に学んでいる人でも応募できるものがあります。アマオケでは難易度の高い曲を弾く機会もありますから、そのレベルまで上達することは可能だと言えます。子どものときから始めないと難しい曲を弾けるようにならない、というわけではありません。

 

 
プロ(演奏家)を目指すのは難しい
大人からフルートを始めた場合は、プロの演奏家になるのは難しいでしょう。演奏家を目指す人たちは幼い頃からヴァイオリンを弾いていることが多く、音楽大学で専門的な教育を受けています。

また、ライバルも多いため音楽大学を卒業しても演奏家として活躍できない人もいるほどです。ただ、大人から始めてフルート教室で指導している人はいます。フルートの技術以外にも音楽的な知識の勉強をする必要はありますが、指導者を目指すことは不可能ではありません。

 

 

独学でフルートは難しい?

フルートを始めるとき、独学で弾けるようになるのか気になる人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、独学でも弾けるようになります。YouTubeやDVD教材などを活用すれば、上達可能です。もちろん、フルート教室などで指導してもらった方が上達が早くなることは事実です。しかし、近所に教室がなかったり、人前で弾くのが恥ずかしいと感じる人は独学でもよいと思います。独学だと費用があまりかからない、自分のペースで練習できるなどのメリットもあります。

独学で始めたいと考えているならば、ぜひチャレンジしてみましょう!

 

 

フルートで弾くのが難しい曲

フルートで弾くのが難しい曲

 

 

フルートで弾く難曲にはどのようなものがあるのか、参考程度にご覧ください。

 

 
ラヴェルの《道化師の朝の歌》

ラヴェルの《道化師の朝の歌》は、最速・限界のタンギングがあり、ファーストとセカンドが交互に出るため奏者のニュアンスやスピードも合わせなければいけない難しい曲です。

 

 
レスピーギの交響詩《ローマの松》

レスピーギの交響詩《ローマの松》は、レガートで下行跳躍するところがとても難しい。しかも高音域で急速。楽譜通りの演奏を単独で行うことは困難でプロでも曲の途中で演者が分かれている場合があります。

 

 
ビゼーの《アルルの女》の「メヌエット」

単純な繰り返しで、大きな変化が起こらないだけに、とても難しい曲です。

 

 

大人からでも弾けるようになる曲

 

 

大人になってからフルートを始めても弾けるようになる曲にはどのようなものがあるのか、参考程度にご覧ください。

 

 
バッハ《シチリアーノ》

最初のうちはミ♭ードーミ♭などの音の飛びが嫌だなぁ、演奏しにくいなぁと思うもしれませんが、吹き込めば吹き込むほど、バッハを奏でる喜びとはこういうことなのかも…と感じられるようになります。

 

 
ドヴォルザーク《ユモレスク》

タンギングが苦手だったり、オクターブで飛ぶフレーズが苦手なうちは難しいかもしれません。また、真ん中のpoco largamente dim.の高いファミレが一番盛り上がるように、計画的にブレスコントロールしていくことが必要です。

 

 
リムスキー・コルサコフ《インドの歌》

一見難しそうですが、16部音符のほとんどは音階や半音階で構成されています。
普段から音階練習をきちんと行っていれば、吹いてみると思ったより難しくない曲だと感じられるはずです。

 

 

フルートの演奏に必要なのは才能ではない

フルートの演奏に必要なのは忍耐力と継続力です。なかなか上達しない辛い期間中も、日々負けずに練習に取り組むことで少しずつ成長していくものです。もちろん、講師や仲間に相談することも良い選択です。自分には才能が無いと諦めてしまうのではなく、ひとつひとつ楽しみながら取り組むことをおすすめします。

 

 

フルートは練習すれば必ず弾けるようになる!

たとえ大人から始めても、練習すれば必ず弾けるようになるものです。フルートが好きになり、上達したいという強い想いがある方なら多くの人が上級者を目指せます。始めたいけど近くに音楽教室がない場合は、自宅でプロの指導が受けられるオンライン講座がおすすめです。

 

 

自宅で学べるオンラインフルートレッスン講師

 

 

 

オンサロのオンラインレッスン講師

【棟方 麻衣】


【簡単な自己紹介】
私はフルートのみならず、世界のいろいろな笛を吹いています♫笛に貪欲で、穴があるものならなんでも吹いてみたくなってしまう病気を持っています。*\(^o^)/*
最近ついに尺八も始めました!という感じの笛オタクです…!
セキセイインコを飼っていて、よく肩に乗せて演奏しています。

【オンラインレッスンについて】
演奏ジャンルは、クラシック、ジャズ、ポップスなど、自身の経験を活かして幅広く対応致します。

・これからフルートを始めてみたい
・昔やっていたけどブランクがある
・好きな曲をかっこよく吹けるようになりたい
・基礎からじっくり学びたい

皆様のレベルや目標に合わせ、相談し、無理ないペースで効率よく進められるようお手伝いさせていただきます!

例えば
『教本を進めたい』
『発表会にでたい』
『スキルアップしたい』
→月に1回.2回をお勧めします。

『結婚式の余興で好きな曲を発表したい』
『クラシックの名曲を気持ちよく吹いてみたい』
『この部分の替え指が知りたい』
『ビブラートをかけてみたい』
→単発のワンポイントレッスンも可能です。

まずは一度、フルートを持ってお話しさせて頂ければとおもいます(^^)
気持ちよく歌えるようになると楽しいですよ。フルートライフを楽しみましょう♪

基本のレッスンはワンポイントレッスンの料金です。

・レッスンはSkypeにて行います
・基本のレッスン時間は15分ワンポイント2,200円(税込)です
・30分レッスン 3,500円(税込)(オプションで追加購入)
・45分レッスン 4,500円(税込)(オプションで追加購入)
・教材がある場合は別途かかります

対応可能曜日
木曜 10:00〜19:00
土曜 10:00〜17:00
日曜 10:00〜17:00
他要相談

*プロフィール*
桐朋学園大学音楽学部卒業。在学中、成績優秀者による演奏会に、ソロ、フルートカルテット、木管五重奏、室内楽等で出演。卒業後、日本フルート協会主催、フルートデビューリサイタルに出演。エリック・ル・サージュ氏の室内楽マスタークラス、ワルターアウアー氏のプライベートレッスンを受講。第36回及川音楽事務所新人オーディションに優秀新人賞で合格し、現在所属。フルートを浪岡敬三、一戸敦、高野成之の各氏に師事。

 

 

 

 

【渡邉 亜子】


【簡単な自己紹介】
こんにちは♪
フルート奏者の渡邉亜子と申します。
空き時間、趣味の時間、気分転換の時間、集中時間など、
あなたはどんなときにフルートを演奏しますか。
私とその時間をより充実した時間にしてみませんか。

フルートの基本的なことから、演奏方法、専門的な演奏技術、曲についての質問など、
それぞれの生徒様に合わせたレッスンが出来ればと思っております。
まずはあなただけの「音楽」を魅せてください♪

【オンラインレッスンについて】
単発でも、定期的でもレッスンを受講いただけます。
初めての方には、まずは体験レッスンがおすすめです!

①基本コース 30分 … 初心者、趣味、アマチュアの方向け
②専門コース 60分 … 本格的に学びたい方向け
☆初回体験レッスン 20分

   料金   :①2,500円
         ②6,000円
         ☆1,500円(基本料金)※初回のみ

レッスン対応時間:月曜日 11:00-13:00 18:00-20:00
         水曜日 11:00-13:00 18:00-20:00
         木曜日 11:00-13:00 18:00-20:00
         金曜日 11:00-13:00 18:00-20:00

レッスン方法  ;zoom、スカイプ、FaceTime(2回目以降)

★教材について
現在、海外に在住中のため手元にある楽譜が限られています。
お手数ですが事前に楽譜の写真もしくはデータを送っていただくようお願いしております。

*プロフィール*
桐朋学園大学音楽学部卒業。同大学研究科修了。
これまでにフルートを神田寛明、泉真由の各氏に師事。
またピアノを岩下佐和子、有吉亮治、声楽を北村典子、室内楽を岡本正之、高野成之、倉田優の各氏に師事。
2021年ヤマハ新人演奏会第25回木管部門、第48回(2021年)フルートデビューリサイタル出演。
元スガナミ楽器フルート講師。
現在、海外に在住。

 

 

 

 

 

提供

オンサロ(ONSALO)
利用者に寄り添うオンライン音楽レッスン♪
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