
目次
サイレントバイオリンとは
アコースティックバイオリンとの違い
サイレントバイオリンの種類
サイレントバイオリンの選び方
【動画】サイレントバイオリンの音量比較
【初心者向け】おすすめサイレントバイオリン
【中級者向け】おすすめサイレントバイオリン
【上級者向け】おすすめサイレントバイオリン
自宅で学べるオンラインヴァイオリンレッスン講師
これからバイオリンを始めてみようと思っているあなたは、次のような不安や疑問をお持ちではないでしょうか?
●アパート(マンション)だから、普通のバイオリンだと近所迷惑になるかも…
●サイレントバイオリンならうるさくない?普通のバイオリンとの音量の違いは?
●初心者におすすめのサイレントバイオリンは?
結論を言うと、アパートやマンションで音量が心配な方は、サイレントバイオリン(電子バイオリン)を使えば気兼ねなく演奏できます。この記事では、サイレントバイオリンとは何なのか、特徴や種類・選び方・音量比較、【初心者〜上級者】別にそれぞれおすすめのサイレントバイオリンをご紹介します。
しっかり継続して練習すれば、着実に上達することも可能です。

サイレントバイオリンとは、ヤマハの登録商標商品名で、一般的にはエレキバイオリンやエレクトリックバイオリン、電子バイオリンなどと呼ばれます。電気的に音を増幅させる仕組みで、ヘッドホンで演奏音を聞いたり、アンプとスピーカーに接続して演奏が可能です。夜間の練習用や音楽ライブやコンサート、レコーディングなどに使われるものもあります。
最近では様々な種類のエレキバイオリンが販売されており、どんなものを選んでいいかその選び方が気になりますよね。ここでは失敗しないエレクトリックバイオリンの選び方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

エレキバイオリンとアコースティックバイオリンとの大きな違いは、音の出る仕組みです。アコースティックバイオリンは弦を弓でこすると空洞のボディが共鳴し音を響かせます。一方エレキバイオリンは、弦を弓でこするとそれにともない電気的に音が増幅されるという仕組みです。
電気的に音を出すサイレントバイオリンは、ヘッドホンをして自分だけで音を聞いたり、アンプにつないで音量を増幅させスピーカーから音をたくさんの人に聞かせるだけでなく、音にエフェクトをかけて音色を自在に変えたりできるものもあります。バイオリンのきれいな音色は妊娠中の胎教にもおすすめです。
(胎教にいい音楽については以下の記事も参考にしてみてください)

「心地よい音楽を奏でてみたい」と大人になってバイオリンを始める人や、子供の習い事にバイオリンを選ぶ人も増えているようです。しかしアパートやマンション暮らしだと、どうしても周りが気になり練習時間がとりにくいですよね。そんな時には、初心者向けサイレントバイオリンがおすすめです。
ビギナー向けはもちろん、プロのバイオリニストやレコーディングに使用されるハイエンドモデルも登場しています。ここでは、初心者向け・中級者向け・上級者向けの3種類に分けて、サイレントバイオリンの種類をご紹介しています。
(習い事については以下の記事も参考にしてみてください)

中国製の価格が比較的安価なバイオリンを展開しているのは、キョーリツコーポレーションというメーカーのHallstatt(ハルシュタット)というブランドや、マックコーポレーションのCarlogiordano(カルロジョルダーノ)、KIKUTANIのステンターなどが主流です。その他バイオリンパレットという会社のValente(バレンテ)も音量・音質ともに定評があります。
もう一つはバイオリンのボディがアコースティックバイオリンとは違い空洞がないタイプ。ソリッドタイプとも呼ばれますが、このタイプは音量が前者のもののさらに半分程度です。アンプにつなげて大音量で流したり、練習用として音量を最小限にとどめることができます。実物を確認できない時には、動画や口コミを参考にするのもひとつの選び方ですね。
アパートやマンションに住んでおり、夜間でも気兼ねなく練習したいという人は、消音効果に優れたものを選ぶと良いですね。価格帯も激安なものから高価なものまであるので、目的によっても選び方が変わってきますね。

音質や音量でもサイレントバイオリンの選び方が変わってくるとご紹介しましたが、実際はどのくらいの違いがあるのでしょうか。ここでは、サイレントバイオリンとアコースティックバイオリンの音量、またはサイレントバイオリンやエレキバイオリンなど電気的に音を出すタイプの楽器同士の音質・音量の違いなどを比較してみましょう。
【生のバイオリンとヤマハのサイレントヴァイオリン(SV150)の音量の比較】
ヤマハのサイレントバイオリンはその消音効果に定評がありますが、うわさ通りアコースティックバイオリンと比べるとかなり音が小さくなっています。コントロールボックスという機器で音質を調節したり、エフェクトをかけたりと生のバイオリンにはない楽しみ方ができます。
音楽が好きでバイオリンを始めてみたいけれど、楽器は価格が高そうという方におすすめなのが、初心者向けサイレントバイオリンです。価格が安く設定されているので、初心者でも始めやすく、楽しく練習することができるでしょう。初心者向けサイレントバイオリンBEST5をご紹介します。
管・弦楽器専門商社のマックコーポレーションの人気ブランド、カルロジョルダーノの電子バイオリンです。消音効果のため、共鳴胴の容積を小さくした設計です。その音色や重量、本体のフォルムもアコースティックバイオリンを彷彿とさせます。初心者でもバイオリンに触れてみたい、夜間の練習に使いたいという人におすすめのモデルです。
こちらも初心者向けモデルのサイレントバイオリンです。上級者向けのものと比べると価格も比較的安く設定されているので、気軽に始められます。イヤホン装着時のノイズが凄く少ないと評判ですが電池で稼働するタイプのため、充電式の方がよかったという口コミもあるようです。しかし、価格や音質・消音性の面ではビギナーに人気のあるモデルです。
バイオリン、ショルダーレスト、ヘッドフォン、ケーブルがセットで12000円以内に収まります。しかし弓が付属していないため別途用意する必要があります。
ここからは、バイオリン経験のある中級者向けのおすすめサイレントバイオリンBEST4です。価格は初心者向けのものより高めに設定されているものが多いですが、プロの音楽家を目指している人はもちろん、初心者だけれど本格的にバイオリンの練習を始めたいという人も参考にしてみてください。
本体が1.36 kgと比較的軽量で、他の製品と比較しても特別高額ということもありません。ただし、イヤホンや掃除用具が付属されないため別途用意する必要があります。
このバイオリンは初心者から中級者向けのサイレントバイオリンです。ミュートが付いているので、元々音量が小さいサイレントバイオリンをさらに弱音で練習することができます。DVD教則や必要な用具はすべてセットになっており、バイオリンを独学でマスターしたいという方におすすめです。
リーズナブルな価格の電子バイオリン。580gの軽量ボディ。弓やケースなどの付属品付の本商品、初心者の方にもおすすめです。
上級者向けバイオリンは、老舗楽器メーカーのヤマハの商品が多くランキングに上っています。プロが音楽コンサートやライブに使用するものなど、本格的でより生のバイオリンに近いリアルな音を実現しています。価格は高めですが、音質にこだわる人に人気のおすすめ上級者向けサイレントバイオリンBEST6をご紹介します。
YEV104の基本性能をベースに、音色、デザイン性、演奏性を向上させたハイエンドエレクトリックバイオリンです。演奏感は限りなくアコースティックバイオリンに近づき、さらに豊かな響きを実現
ステージユースを意識した存在感のあるスタイリッシュな外観と高い操作性を持った仕様で、アコースティックバイオリンに近いボディ構造でアコースティックバイオリンと同等の約510g。楽器やピックアップの特性に合わせた専用回路を設計し、力強い低音を出すことが可能になっています。
長年、多くの改良と進化を遂げながら、演奏性の飛躍的な向上を実現し、第一線で活躍しているプレイヤーからも高い評価があります。CRシリーズをベースにボリューム&トーンコントロールのみのシンプルな構造にすることで魅力的な価格を実現しています。弦高も簡単にアジャストできるなど、演奏家の視点で製作されています。
こちらはヤマハ独自のクオリティの高い音質と、消音効果に優れたサイレントバイオリンです。エフェクトの種類の豊富さも口コミで人気のポイントです。エフェクトの操作はコントロールボックスと呼ばれる外付けの機器なので、楽器自体の重さが約520gと軽量です。外部機器を接続して好きな音楽や楽器の演奏とアンサンブルを楽しむこともできます。

【30分コース】 【1時間コース】
月1回→¥3500 月1回→¥6500
月2回→¥6500 月2回→¥12500
月3回→¥9500 月3回→¥18000
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