この記事は【フルートの始め方、必要なもの【楽器・機材の準備編】】の続きになります。機材の準備が完了したら早速練習に取り掛かりましょう♪ここではヴァイオリン上達に必須となる以下4つの練習方法を解説しています。

がむしゃらに量をこなす練習も良いと思いますが、目的に合わせた練習に目的を意識しながら取り組むことで効率よく学ぶことができます。フルートを始めたばかりの方は何から練習すればいいか分からないと思います。この記事では以下の目的別練習方法を順番に試してみることをおすすめしています。
また、フルート経験者で自分の苦手な部分を既に把握している方は、不得意を克服できるきっかけとなれば幸いです
フルート演奏上達に必要な技術として、以下4つの項目に分けて紹介いたします

発音練習は、良い音色を作りへの第1歩です。音の出だしが上手く発音できなければ、そこからいくら続けてもいい音を出すのが困難になります。
発音練習には、アンブシュアのトレーニングや息遣いのコントロール、ロングトーンを支えるテクニックなどに繋がる大事な要素が含まれています。基礎練習で何をしたら良いか迷った時は、発音練習に取り組んでみてください。
※アンブシュアとは
管楽器を吹くときの唇の形や口周りの筋肉の使い方のことで、音の領域や吹きやすさに影響します。
<発音練習のおすすめ動画>
跳躍練習の最終目標は、 どんなに離れた音でも、半音隣の音と同じような感覚で、 なめらかにつなげられるようにすることです。 跳躍の幅が広くなって高音域に行く場合、 唇に不必要な力を入れないようにしましょう。
<参考教材>
上記で解説されている教材の「フルートテクニックの総点検」
動画の説明と合わせてご活用ください

指使いは、音のクオリティに直結しています。正しい指使いを行うことで音の立ち上がりがスムーズになり柔らかくて豊かな音色を生み出すことができます。逆に、間違った指使いでは音がこもってしまったり、ひっかかるような印象を与えてしまうこともあり、指使いが音色に与える影響は計り知れません。
指を速く動かすためには、前提条件として、フルートを正しく持つことがとても重要です。正しく持つことで余計な力が入らなくなり、全ての指が自由に動きやすくなります。更に、指をキーから高く上げすぎないよう意識することで指の運動性が改善されます。
フルートを口から離した状態で口から吹く息に雑音がないよう心掛けると理想的です。いい音を出そうとするあまり口に力が入り過ぎることがあるため、その点も注意しながら練習してみましょう♪
1つの音でも10秒ほど吹き続けていると音量が不安定になったり、音の震えが目立ってしまうことがあります。音色の均一性(安定性)を高めるためには日ごろからロングトーン練習を継続する必要があります。以下、参考にご覧ください

今回紹介した中から、自分が磨きたい技術に合った基礎練習を選んでいきましょう。期間を決めて、一つの課題を、集中的に練習するのがオススメです。練習を進めて、ある程度上達の度合いが緩やかになったと感じたら、基礎練のメニュー見直しのサインです。別の基礎練習に取り組むうちに、以前の基礎練習では難しかったテクニックに、解決方法やアイディアを思いつくことがあります。そうしてから、また以前の基礎練習のメニューに取り組むのも効果的です。こういった相乗効果を狙うのが、効率の良い基礎練習と言えます。